「演じる」ことのすごさ。

2018.08.07 Tuesday 23:36
0

     

     

    面白いドラマはどのようにできているのか?

     

     

    それを知りたくて、「医龍2」のシナリオが掲載されている『月刊ドラマ』という雑誌のバックナンバーを購入した。

     

    もう数回通しで見ている医龍2のドラマ。

    脚本を読みながら改めて映像を見てみる。

     

    (〜しながら)、というト書きと共に、キャラクターの会話が書かれている。

     

    実際のドラマでは少し変わっていたのだけれど、でも、役者さんはこういう行動のタイミングまで頭に入れながらセリフを喋っているのか...と改めて思った。

     

    そして、台本を見ながらしみじみ思ったこと。

     

    もともと決まっているセリフを、こんなに自然な感じで話せるのだな…と。

     

    -------☆彡------☆彡--------☆彡

     

    そんなことを思っている時、私が思っていることそのものを表現してくださった方がいた。

     

    政治家の小泉進次郎さんだ。

     

    たまたまめざましテレビにて、『兄弟で映画初共演』というニュースが流れていた。

    小泉進次郎さんの兄は、役者の小泉孝太郎さん。

    このお二人が映画にて共演されたとのことだった。

     

    そして、弟・進次郎さんがコメントされていた言葉がとても印象的だった。

     

     

    「政治家は、自分の中から生まれた言葉を発信する。(一方で)俳優は与えられた台本のセリフを、まるで自分から生まれたように話す」

     

     

    本当に、その通りだと思った。

     

    自分が考えたことではないのに、まるで本当にその人から、その瞬間に生まれたように聞こえるセリフ。

    「その瞬間」といっても、それすらも作られた「場面」なのに...。

     

    今までだってそれはわかっていたのだけれど。

    好きな作品の台本を深く見てみたいと思って初めて、役者さんの力のすごさを感じられた気がした。

     

     

    -------☆彡------☆彡--------☆彡

     

     

    『月刊ドラマ』を購入した際、藤川桂介さん(私の好きなアニメ「ウインダリア」の原作者。脚本家で小説家)が脚本術についての書籍を出されていることも知った。

     

    自分が好きな作品を作られている方の、創作作法を知りたい!と思い、これまた中古だけれども購入。

     

    たくさん興味深いことが書かれていた。

     

    その中で、「アニメーションとドラマの違い」について書かれていて、すごく、なるほどと思った部分があった。

     

     

     アニメーションの場合、素材が絵ですから、不得意なことは心理的な表現というものです。ドラマの場合でしたら、俳優のちょとした表情の変化や演技で、その時の状況がどんなものであるのかを、簡単に表現することができますが、アニメーションの場合は、演ずるのがあくまでも絵ですから、なかなか正確にその時の状況を表現することができません。

     説明をしなくては、何も判らないし、登場人物はどう思っているかも分かりませんから、どうしてもしゃべらなくてはならないし、演技もかなりオーバーにやらないと、正しく観客には伝わりません。

                                

      『時代が見えるプロファイル脚本術』より (P.221〜P.222から抜粋)

     

     

     アニメの最大の利点は、どこまでも自由な世界を描けること。人物が絵であるがゆえに、どんなに過酷な状況でも何一つ文句も言わずに演じてくれること。

     人間で物語を構成する場合は、どうしても折り合いがつかないことがある。けれども、俳優さんのちょっとした表情の変化で、微妙な心理描写をすることができる。

     人間が演ずるような自然な振舞をアニメで再現しても、あまりに目立たなくて訴求力に欠ける、とあった。

     

     

     そんなことを思いながら、「医龍」を見てみたら、言葉にならない、言葉ではない表情でのシーンがとても多くて、しかもどの俳優さんもものすごく感情が伝わってくる表情をされていて、やっぱり感動してしまった。

     

     驚き、疑い、闘志、口惜しさ、感動、安堵、信頼......。

     一つの表情の中に、複雑にいろんな感情が入り混じっているのが見えたり、流れるようにその表情や目の輝きが変わったり...。

     アニメーションも美しいけれど、生身の人間の表情って、なんて素晴らしいんだろうと、心から思った。

     

     私も物語を頭の中で想像するとき、視線や瞳が思い浮かんだりする。

     

     「目」はすごく感情を物語るから...。

     

     漫画やドラマでの瞳の表情がすごく好きだ。

     

     役者さんが演じるような、力と想いの籠った瞳。

     

     あんな感情を文章で表現できたらいいなぁ、と思った。

    category:自分的メモ | by:葵 翔comments(0) | -

    スポンサーサイト

    2019.09.15 Sunday 23:36
    0
      category:- | by:スポンサードリンク | - | -
      Comment








         

      PR
      Calender
      1234567
      891011121314
      15161718192021
      22232425262728
      2930     
      << September 2019 >>
      Selected entry
      Category
      Archives
      Recent comment
      Recommend
      Recommend
      Recommend
      Recommend
      Recommend
      Recommend
      Link
      Profile
      Search
      Others
      Mobile
      qrcode
      Powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM